本名 | 唐木秀一(からき しゅういち) |
能力名 | グランマティカ |
能力分類 | 物質変換者 |
能力詳細 | 「あらゆる物質変換を可能とする」能力。 ただし変換には以下の制限がある。 1)変換には、言語的な繋がり(アナグラム・語呂合わせ等)を介さなくてはならない。 2)繋がりの内容を声で発するか、文字に記さなくてはならない。 3)自分以外の者が、最低一人その繋がりを認識しなくてはならない。 補足) ・変換に使用する言語はどんなものでも構わない。 極端な話、他者が理解できるのならば架空言語でもよい。 ・文字に記した場合、誰かがその意味(繋がり)を理解した瞬間に変換が発動する。 ・変換のされ方には本人のイメージも関わってくるので、ある程度の拡大解釈も可能となる。 使用例) ■1 「『石(rock)』は『錠(lock)』に通ず。しばらくそこを動かないように」 ――石畳の道路から生じた枷で、相手を拘束しながら。 ■2 君はそびえ立つ鉄塔の根元に、かすれた『sleet』の文字を見つける。 しばし記憶をたどり――それが『霙』を意味する英単語であり、そして『鋼鉄(steel)』のアナグラムだと気が付いたとき。君の目の前で、鉄塔の基部は白い結晶へと変化して崩れていく。そして支えを失った巨大な鋼鉄の塊は、重力に導かれゆっくりと落下する――罠にはまった獲物の、その頭上へと。 |
その他 | 高校の英語教師。27歳。独身。 外見は悪くないのだが、重度の言語オタクと高慢な性格が災いしてか友人は少ない。 喫茶店でコーヒー片手に読書している姿は絵になるが、よく見ると読んでいるのはポケット辞書だったりしてドン引きである。 エンブリオでは積極的に能力を行使し戦闘にも参加するが、その目的は「自分の能力である『グランマティカ』の限界を探ること」。言語を物理的な力に変えることのできるこの力は、彼にとってこの世でもっとも興味深く、魅力的な研究対象なのだ。 願いがどうこうなどという都合のいい話はまったく信じていないが、この世界が続く限り、自分自身の能力を試し、その可能性を見極めたいと考えている。 なお、それはそれとして負けると腹が立つので常に勝ちは狙いに行くとか何とか。 |